OpenWrt Buildroot – インストール
OpenWrt Buildroot は、OpenWrtをビルドするための ツールチェイン です。ツールチェインをインストールする際には、スタンドアローン環境か、VMwareやQemuなどの仮想環境上に構築したGNU/Linux ディストリビューションにインストールすることをおすすめします。Cygwin環境では恐らく動作しません。また、~BSDやMacOSX 環境ではイメージのビルドを行うことができますが、動作は保証されていません。自由にトライして結果をdevlistに報告してみてください。また、トラブルシューティングも忘れずにお読みください。
前提条件
- ソースコードをダウンロードする際に、350 MBのディスクスペースが必要になります。
- OpenWrtをクロスコンパイルする際に、3-4 GBのディスクスペースが必要になります。
手順
1. 全ての作業を non-root ユーザーで行ってください! 2. 全てのコマンドは <buildsystem root> ディレクトリで実行してください。例えば、<buildsystem root> は~/openwrt/trunk/ になります。3. フルパスにスペースを含んだディレクトリ内でビルドを行わないでください。 |
- OpenWrtのソースコードをダウンロードするために、
subversion
(次回よりsvn
と略)をインストールします。また、コンパイル環境を整えるために、build tools
のインストールも行います。:sudo apt-get install subversion build-essential
- for information about the subversion tool see
svn
and subversion documentation (multiple languages) - for information about the build tools see
make
and build-essential
svn
経由でOpenWrtのソースコードをダウンロードします。mkdir ~/openwrt cd openwrt svn co svn://svn.openwrt.org/openwrt/trunk/ cd trunk
- 上記の作業により、'trunk'ディレクトリが作成され、これがOpenWrtソースコードのメインディレクトリになります。
- trunk リビジョン R27988の時点で14,382個のファイルがあり、合計サイズは約150MiBです。
- これはOpenWrt Buildroot systemも含みます。
- for more information about Downloading Sources.
- feeds スクリプトを使用して、ソフトウェア・フィードのダウンロードおよびインストールを行います。(オプション)
./scripts/feeds update -a ./scripts/feeds install -a
- リビジョン 7367の場合、この時点で
trunk
-ディレクトリは 26,650 ファイル、合計サイズ 302 MiBになります。(もし個別にパッケージをインストールする場合は右記のコマンドを実行してください:./scripts/feeds install PACKAGENAME
)
- 以下のコマンドのいづれかを実行することで、OpenWrtをビルドしている環境上で足りないパッケージが列挙されます。:
make defconfig make prereq make menuconfig
- 上記の作業を行うことで、buildrootを使用してOpenWrtをビルドするために、足りないパッケージが列挙されます。
- package management commandsを使用して、足りないパッケージのインストールを行います。詳細は以下のテーブルと例を参照してください。
- ビルド または Build OpenWrt on Mac OS X 10.7 Lion に進んでください。
設定およびmake実行後、(このページで説明されています), trunk
-ディレクトリは244,451 ファイル、合計サイズ約3.2GiBになるでしょう!
ディストリビューション別の前提パッケージリスト
以下は、Linux ディストリビューション別に記載された、ビルドするための必要条件になる各パッケージ名の一覧表です。