OpenWrt Project へようこそ
OpenWrt Project は、組込デバイスを対象とする Linux オペレーティング システムです。単一で静的なファームウェアの作成の試行に代わり、OpenWrt はパッケージ管理によって完全に書き換え可能なファイルシステムを提供します。これはアプリケーションの選択やベンダーから提供される設定からあなたを自由にし、様々な用途に合わせたデバイスのカスタマイズを可能にします。開発者にとっては、OpenWrt は特定のアプリケーションをビルドするのに、それを含めた完全なファームウェアをビルドする必要の無いフレームワークです。これはユーザーにとっては、完全なカスタマイズ性を有し、デバイスを予想もしたことがない方法に使用できるということを意味します。
サポートされている機器については、Table of Hardware をご覧ください。OpenWrt Project の組織についての詳細情報は About OpenWrt ページをご覧ください。
OpenWrt Summit 2024 & Battlemesh v16
OpenWrtコミュニティは、プロジェクトのすべての愛好者を対象としたOpenWrt Summit 2024の開催をお知らせできることを嬉しく思います。このイベントはOpenWrtの20周年を祝うもので、リラックスした雰囲気の中で、オークション形式でのOpenWrt Oneの出品や、特別なアニバーサリーケーキなど、社交的なアクティビティが予定されています!
このサミットは、5月18日にキプロスのタトルスで、5月19日にニコシアで開催されます。また、5月15日から始まるBattlemesh v16に合わせて行われる予定です。参加者は5月14日までに到着し、5月20日まで滞在することで、このイベントをフルにに楽しむことが推奨されています。入場は無料で、興味のある方なら誰でも参加できます。詳細については、メールでの案内をご確認ください。
xz 5.6.1 (CVE-2024-3094) に関するプロジェクト声明
OpenWrtはCVE-2024-3094の影響を受けていないようです。問題のあるxzのバージョンはGitHubのリリースから取得されており、そこに含まれていたのは休止状態の悪意のあるコードの一部のみでした。ビルドプロセス中にバックドアを有効にするために必要な重要なコンポーネントは、調査したtarballアーカイブの中には見つかりませんでした。詳細については、メールの案内やフォーラムの投稿をご覧ください。
現在の安定版シリーズ: OpenWrt 23.05
OpenWrtコミュニティは、OpenWrt 23.05安定版シリーズを誇らしげに発表します。これは、前回の22.03安定版メジャーリリースの後継バージョンです。
現在の安定版リリース - OpenWrt 23.05.5
OpenWrtの現在の安定版シリーズは23.05で、その最新リリースは v23.05.5 です。このバージョンは2024年9月24日にリリースされました。
旧安定版シリーズ: OpenWrt 22.03
OpenWrtコミュニティは、OpenWrt 22.03安定版シリーズを誇らしげに発表します。これは、前回の21.02安定版メジャーリリースの後継バージョンです。
OpenWrt 22.03シリーズは、iptablesベースのfirewall3からnftablesベースのfirewall4への移行に焦点を当てています。
旧安定版リリース - OpenWrt 22.03.7
OpenWrtの現在の安定版シリーズは22.03で、その最新リリースは22.03.7です。このバージョンは2024年7月25日にリリースされました。
なぜ OpenWrt を使うのか?
メーカー提供の標準ファームウェアよりも高機能と考える人々が OpenWrt をインストールしています。LEDE はより安定的で多機能、そしてセキュアで、優れたサポートがあることに気付かれると思います。
- 拡張性: OpenWrt は通常ハイエンドの機器でしかサポートされない多くの機能を提供します。3000以上のアプリケーション パッケージが標準化されていて、サポート機器では同様のセットアップ方法で簡単に機能を実現できます。これは2年前(場合によっては5年前)のルーターでも可能です。 詳細...
- セキュリティ: OpenWrt を標準インストールした場合 、初期状態で Wi-Fi は無効になっています。脆弱なパスワードやバックドアが含まれず、デフォルトでセキュアな状態になっています。LEDE のソフトウェア コンポーネントは最新の状態に保たれており、脆弱性が発見されても短期間で対応されます。 詳細...
- パフォーマンスと安定性: 全てのサポート機器で標準化されたモジュールによってOpenWrt ファームウェアは構成されています。これは個々の製品ごとに調整されてその後再調整されないメーカー純正ファームウェアよりも多くのテストとバグ修正が期待できることを意味しています。 詳細...
- 強力なコミュニティ サポート: OpenWrt の正式なチームメンバーは、LEDE Forum や LEDE Developer 、LEDE Admin メーリングリスト、LEDE's IRC channels で活動しています。 開発者やソフトウェア モジュールの管理ボランティア、そしてその他のベテラン OpenWrt ユーザーと直接交流することができ、問題を自己解決できる手段が豊富に用意されています。 詳細...
- 研究: 多くのチームがネットワーク性能の研究プラットフォームとして OpenWrt を使用しています。これは研究で得られた改善点がLinuxメインラインやメーカーファームウェアに組み込まれるよりも早く、OpenWrt で利用可能になることを意味しています。 詳細...
- オープンソース / 追加コスト無し: OpenWrt は無償で提供されています。そして開発者とメンテナ、個人と法人によるボランティアのチームによって開発されています。もし OpenWrt を使用して気に入った場合には、 他の人達への貢献をご検討ください。 これらは OpenWrt がオープンソースの一部であり、Linux カーネル上で動いているからこそ可能なのです。 ソースコードの取得...
- 更に詳しくは... Reasons to Use LEDE をご覧ください...
OpenWrt は Software Freedom Conservancy (SFC) に参加しました
SFCは私たちを組織に迎え入れてくれました1):
2020年9月10日、OpenWrtは、16年間にわたり最も人気のあるフリーおよびオープンソースソフトウェア(FOSS)の無線ルータープロジェクトとしての成功を築き上げてきた実績をもとに、Conservancyのメンバープロジェクトとして参加しました。FOSS無線ルーターは、すべてのインターネットユーザーにソフトウェアの自由を保証します。Conservancyは、OpenWrtが新しい財政スポンサーとして引き続き繁栄し成長するのを支援します。 OpenWrtは、ソフトウェアの自由の歴史において特別な位置を占めています。OpenWrtの創設と開始は、GPL強制が有効に機能し、ソフトウェアの自由を推進することを示しています。2004年にLinksysがWRT54Gルーターシリーズのファームウェアコードを公開したとき、プログラマーや技術者たちは、自分たちのルーターを再び自由に制御できるようになり、GPL強制によって解放されたソースコードを基にOpenWrtを立ち上げました。現在、OpenWrtは、GPLによって保護されたソフトウェアの自由を活用し、無線ルーターを使ってインターネットに接続するすべての人々とその自由とコントロールを共有しています。
OpenWrt はあなたの力を必要としています!
あらゆるオープンソース プロジェクトと同様に、OpenWrt はユーザーと開発者の努力によって成長しています。
- もしソフトウェアの開発をしたい場合、 ソースコードの取得やビルド、変更をプロジェクトへ反映させる方法を知るために Developer Guide を参照してください。
- もしあなたが開発者では無くてもヘルプは可能です。(書かれている内容があなたの経験と合致しているものだとしても)ドキュメントもどんどん改善でき、また、困っているコミュニティ メンバーを助けることもできます。Wiki へのユーザー登録 を躊躇したりしないでください。また、連絡を取り合うために mailing list や IRC channels に参加してください。