OpenWrt Project へようこそ
OpenWrt Project は、組込デバイスを対象とする Linux オペレーティング システムです。単一で静的なファームウェアの作成の試行に代わり、OpenWrt はパッケージ管理によって完全に書き換え可能なファイルシステムを提供します。これはアプリケーションの選択やベンダーから提供される設定からあなたを自由にし、様々な用途に合わせたデバイスのカスタマイズを可能にします。開発者にとっては、OpenWrt は特定のアプリケーションをビルドするのに、それを含めた完全なファームウェアをビルドする必要の無いフレームワークです。これはユーザーにとっては、完全なカスタマイズ性を有し、デバイスを予想もしたことがない方法に使用できるということを意味します。
サポートされている機器については、Table of Hardware をご覧ください。OpenWrt Project の組織についての詳細情報は About OpenWrt ページをご覧ください。
OpenWrt / LEDE の統合に関する告知
2018年に入り、OpenWrt と LEDE プロジェクトは、OpenWrt の名の下に統合することをお知らせすることができ、とても嬉しく思います。
複数の似通った提案が行われつつも少々のアクションに留まったり、統合の仕様に関しての長く、時に停滞しながらも行われたディスカッションを経て、統合の最終段階を実行するという告知をすることに我々は嬉しく思います。
統合された新たな OpenWrt プロジェクトは、 LEDE projectによって策定されたルール のコントロール下に置かれます。元の LEDE 及び OpenWrt プロジェクトのアクティブなメンバーは、引き続き統合された OpenWrt で働きます。
LEDE のフォークとその後 OpenWrt に再統合されたものは、統合されたプロジェクトによって全体としての技術的な方向性を変えてしまうことはありません。我々はこれまでの LEDE 17.01 やその .4 リリースで行ってきたことと同様に、クリティカルなバグやセキュリティの問題に対処するためのマイナーリリースに注力する間は、安定性の改善及びリリースメンテナンスについての作業を継続します。
OpenWrt 15.05 CC よりも古いリリースについては、統合されたプロジェクトでは今後サポートされません。これらのリリースは、将来のセキュリティやバグの修正は行われず残されます。OpenWrt 15.05 CC リリースシリーズは限定的にセキュリティとバグの修正を受け取りますが、まだ我々のリリース自動化に完全には統合されておらず、そのため現時点ではバイナリのリリースが欠落しています。
LEDE 17.01 リリースは、ソースコードとバイナリリリースの両方で完全なセキュリティ及びバグの修正サポートが継続されます。我々は、今後数か月以内に新たな名前の下での新規メジャーリリースを計画しています。
マージされたプロジェクトは、元の LEDE プロジェクトのコードベースを使用します。OpenWrt 固有のパッチは、LEDE リポジトリには存在しませんが、LEDE の品質要件を満たすコードが、新しいツリーに統合されました。ソースコードは git.openwrt.org でホストされ、継続的に同期されるミラーは Github でホストされます。オリジナルの OpenWrt コードベースは、将来の参照用に Github でアーカイブされています。
旧 OpenWrt 及び 旧 LEDE それぞれのリポジトリでまだ Open の Pull Request は、30日の猶予の後 Close されます。 我々は、人々に Pull Request を新しいリポジトリで Open したり、まだマージされていないパッチを送りなおすことを促進します。
再併合された OpenWrt プロジェクトは、OpenWrt の商標管理、寄付処理、法的問題支援を行う、Software in the Public Interest (SPI) - an US 501(c)(3) によって法的に代理されています。
現在 lede-project.org ドメインで利用可能なインフラストラクチャは openwrt.org のサブドメインに移動され、リダイレクトが適切な場所へ設置されます。
OpenWrt と LEDE のフォーラム及び Wiki の統合については、まだ完全には決定していません。そのため、全てのポータルは、明確な合意に到達するまでそれぞれのドメインの下で継続します。
なぜ OpenWrt を使うのか?
メーカー提供の標準ファームウェアよりも高機能と考える人々が OpenWrt をインストールしています。LEDE はより安定的で多機能、そしてセキュアで、優れたサポートがあることに気付かれると思います。
- 拡張性: OpenWrt は通常ハイエンドの機器でしかサポートされない多くの機能を提供します。3000以上のアプリケーション パッケージが標準化されていて、サポート機器では同様のセットアップ方法で簡単に機能を実現できます。これは2年前(場合によっては5年前)のルーターでも可能です。 詳細...
- セキュリティ: OpenWrt を標準インストールした場合 、初期状態で Wi-Fi は無効になっています。脆弱なパスワードやバックドアが含まれず、デフォルトでセキュアな状態になっています。LEDE のソフトウェア コンポーネントは最新の状態に保たれており、脆弱性が発見されても短期間で対応されます。 詳細...
- パフォーマンスと安定性: 全てのサポート機器で標準化されたモジュールによってOpenWrt ファームウェアは構成されています。これは個々の製品ごとに調整されてその後再調整されないメーカー純正ファームウェアよりも多くのテストとバグ修正が期待できることを意味しています。 詳細...
- 強力なコミュニティ サポート: OpenWrt の正式なチームメンバーは、LEDE Forum や LEDE Developer 、LEDE Admin メーリングリスト、LEDE's IRC channels で活動しています。 開発者やソフトウェア モジュールの管理ボランティア、そしてその他のベテラン OpenWrt ユーザーと直接交流することができ、問題を自己解決できる手段が豊富に用意されています。 詳細...
- 研究: 多くのチームがネットワーク性能の研究プラットフォームとして OpenWrt を使用しています。これは研究で得られた改善点がLinuxメインラインやメーカーファームウェアに組み込まれるよりも早く、OpenWrt で利用可能になることを意味しています。 詳細...
- オープンソース / 追加コスト無し: OpenWrt は無償で提供されています。そして開発者とメンテナ、個人と法人によるボランティアのチームによって開発されています。もし OpenWrt を使用して気に入った場合には、 他の人達への貢献をご検討ください。 これらは OpenWrt がオープンソースの一部であり、Linux カーネル上で動いているからこそ可能なのです。 ソースコードの取得...
- 更に詳しくは... Reasons to Use LEDE をご覧ください...
OpenWrt のダウンロード
LEDEは以下のリンクからダウンロードできます。(以下は最新のrelease noteからの引用です。)
The LEDE 17.01 release series is the latest supported stable release of the LEDE project before the LEDE/OpenWrt project merger.
LEDE 17.01 will receive a limited amount of support, service releases and package updates.
Current Old Stable Release - LEDE 17.01.6
The most recent version is LEDE 17.01.6, the Fifth service release of the LEDE 17.01 series.
旧 安定リリース
The OpenWrt Chaos Calmer release series is the latest supported stable release of the OpenWrt project before the LEDE/OpenWrt project merger.
Latest Chaos Calmer Release - OpenWrt 15.05.1
The most recent Chaos Calmer version is OpenWrt 15.05.1, the first service release of the OpenWrt 15.05 series.
OpenWrt はあなたの力を必要としています!
あらゆるオープンソース プロジェクトと同様に、OpenWrt はユーザーと開発者の努力によって成長しています。
- もしソフトウェアの開発をしたい場合、 ソースコードの取得やビルド、変更をプロジェクトへ反映させる方法を知るために Developer Guide を参照してください。
- もしあなたが開発者では無くてもヘルプは可能です。(書かれている内容があなたの経験と合致しているものだとしても)ドキュメントもどんどん改善でき、また、困っているコミュニティ メンバーを助けることもできます。Wiki へのユーザー登録 を躊躇したりしないでください。また、連絡を取り合うために mailing list や IRC channels に参加してください。